COLUMN

コラム

鉄工 ※別名 鍛冶屋

タンク組立は鍛冶屋が先行してハンマーを振り、バールを駆使して組立てます。タンクの組立はもちろんのこと、罫書き、仮設足場の組立、玉掛、ガスによる鉄の溶断、溶接後のグラインダー等、作業の内容は多岐にわたります。
その後、工事経験を積み技術を身につけた後、現場作業指揮者になり、安全かつ効率的な方法を考え・選択し「作業手順」「作業員の配置」を采配し、その現場の会社代表として指揮をとります。
その責任は大きく、全てにいきわたる目配り等大変な立場ではあるが、自分の指揮一つでその現場の良し悪しに直結し、やりがいのある仕事でもあります。
補足ですが、この現場で作業指揮する責任者を「棒芯(ぼうしん)」と呼びます。字の如く現場の「芯」であり核となる存在です。*英語の「ボースン(船の甲板長・水夫長)」が語源という説もあります。
*当社では現在鉄工 20名

溶接工※別名 電気屋

溶接工は鉄工が組立てた鉄板どおしの繋ぎ目を溶接・接合し一体化させます。当然、タンクは容器であるため内容物がその繋ぎ目(溶接線)から漏れる事は許されません。
溶接には資格が必要であり、それに合格して初めて現場で溶接をする事を許されます。その資格を取得するまで空き時間や倉庫などで日々練習を繰り返します。
資格があるだけでは不十分。現場で溶接した溶接線は検査があり、外観はもちろんの事、非破壊検査とよばれる溶接部の表層や内部の欠陥を見つける「磁粉」「オイル浸透」「放射線」「超音波」などの検査があり、それに合格しなければなりません。
また、現場においてはさまざまな溶接環境・溶接姿勢のなかでの技術が求められ、一人前と呼ばれるまでには更に数年かかり、日々技術の向上のため己の腕を磨き続けます。
*当社では現在溶接工 10名

社員宿舎社員寮完備

独身者や県外からの出張者の為に社員寮を完備しています。せっかくアパートを借りても県外の出張が多く、新潟県内にいる事は1年のうち数ヶ月という事もしばしばあり、仮宿としての役割もあります。
また、親元を離れ自立を目指している若手社員のサポートをする目的もあり寝起きを共にし、共同生活をする中で仕事に集中させ、コミュニケーション力や決まり事を守るなど、仕事の腕とともに人間性も磨かれます。
寮母がおり掃除・簡単な食事の世話はするが、それ以外の洗濯等は当然自分でおこないます。
*Wi-fi完備、屋根付駐車場有

タンクの種類

  • 1、浮屋根タンク

    フローティング・ルーフ・タンク(F.R.T)とも呼ぶ。液面に屋根が浮いており、液面とともに上下する。固定式の円錐屋根タンクに比べて貯蔵油の蒸発損失を少なく出来る。原油、ガソリンなどの揮発性石油類の貯蔵に多く使われている。

    浮屋根式タンク
    浮屋根式タンク
  • 2、円錐屋根タンク

    コーン・ルーフ・タンク(C.R.T)とも呼ぶ。屋根は円錐型をしているタンク。液面と屋根との間に油蒸気があり、気温の変化などにより油蒸気が外部に漏れるため軽質油などには不向きである。主に重油などの貯蔵に多く使われる。

    円錐屋根タンク
    円錐屋根タンク
  • 3、丸屋根式タンク

    ドーム・ルーフ・タンク(D.R.T)とも呼ぶ。構造は屋根形状を丸くし、側板に補強リングを取り付けることにより耐圧度を上げている。LPG などの冷凍タンクやガス・シール・タンクなどに主に使われる。

    丸屋根式タンク
    丸屋根式タンク
  • 4、球形タンク

    ガスタンクの一種。球形は強度的に安定した構造であるため、都市ガスやその他のガスの常温加圧貯槽、液化石油ガス(LP ガス)やアンモニアなどの加圧液化貯槽として広く利用されいる。

    球形タンク
    球形タンク